ルーブル暴落でロシアが大混乱…

話題話など

11月の後半あたりから、ロシアの経済が大混乱に陥っています。

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

原因は、「ルーブル大暴落」です。

2014年6月末の時点で1ドル=33ルーブルほどだった為替が、

12月中旬には1ドル=66ルーブルに…

ルーブルの価値が、半年で何と半分になってしまいました。

 

ルーブル安というのがあまりピンとこない人でも、

1ドル=100円がたった半年の期間で1ドル=200円になってしまった…

と考えると、深刻さが理解できるかもしれません。

 

一時的には、1ドル=80ルーブルを超えるところまで暴落してしまいました。

12月29日の時点で1ドル=56ルーブル程になっているので、少しは持ち直した感じですが、ルーブル安基調はまだまだ続いているみたいです。

 

私がヨーロッパに行った10月上旬の時点では、まだ1ドル=40ルーブル程だったので、

ミラノやパリでも沢山のロシア人旅行者を見かけました。

ドコに行っても、中国人・アラブ人(国籍はわからない)・ロシア人を見かけるような状況だったのに、多分急激に為替が暴落した11月末以降はロシア人の旅行者も激減していると思われます。

 

ルーブル暴落の一番の原因として原油安があげられています。

何しろ、ロシアはサウジアラビアと並んで原油の生産国としても知られています。

調べてみたら、ロシアの輸出の7割は燃料・エネルギーで、

原油は3割を占めているとの事です。

ロシアの経済が好調だったのは、資源が豊富だからということですね…

 

資源が豊富なうちに産業の転換をしていけばよかったのですが、なにもしないで大金を産んでくれるのに、わざわざ困難な道を進むということはしないですよね…

なるべくだったら楽な方法を続けていたい…これが人間の心理ですよね?

 

そして12月の中旬には、ロシア中央銀行が政策金利を10.5%から17%に引き上げるという、破れかぶれの決定を行っています。

100万円のお金を10年そのまま預けたら、10年後には500万円ほどになってしまうという、とんでもない金融政策ですね…

もちろんその間にルーブル安が続き、物価も上がり続けインフレが続いたら、その10年後の金額も思ったほどの価値にはならないということですが…

 

しかし、ロシア中央銀行の思い切った政策も実を結ばず、ルーブル安の流れは止まっていないので、これからロシアの国民の生活はますます厳しくなるということですね…

反対に考えると、これから海外旅行を考えている人は、目的地をロシアにするのもいいかもしれませんよね?

 

日本も円安が進んで海外旅行に行きにくい流れにはなっていますが、ルーブルはそれをはるかに超えて価値が下がっているので、普段泊まれないような高級ホテルに泊まれるチャンスかもしれません。

ちょっと観光ビザ取得が面倒くさいかもしれませんが、以前に比べるとかなり簡素化されているみたいですし…

ロシアに行くのもいいなあ~

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。