ヨーロッパへの移民騒動、ブダペスト駅に難民大集合:その1

ドイツ編

最近、ヨーロッパでのシリアやアフガニスタンから逃れてきた難民騒動が、大きくニュースに取り上げられています。

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シリアやアフガニスタンからの難民は、トルコを経由してヨーロッパ諸国に入るケースが多いみたいです。

トルコの海岸からボートでEU加盟国であるギリシャへ渡り、そこからマケドニア・セルビア・ハンガリーなどを経由してドイツやフランスなどを目指すらしいです。

その他にも、ソマリアやエチオピアなどからのアフリカからの難民が、リビアを経由して船で地中海を渡ってイタリアに入国するケースがあります。

 

どちらも海を移動する危険な旅、しかもボートや老朽船にすし詰めの状態で移動するため、今年に入ってからも沈没して数百人単位で死亡したというニュースが度々放映されていますね…

先日も、トルコの海岸に死亡した子供が漂着し大騒ぎになって、ついに難民受け入れに消極的だったイギリスのキャメロン首相が新たに難民数千人を受け入れると表明しました。

中東やアフリカから地中海を渡ってヨーロッパに流入する難民や移民の数は、今年に入ってから8月末時点で既に30万人を超えているということなので、イギリスの数千人の受け入れは焼け石に水の状態ですね…

 

特に、トルコを経由して来た難民は、経済が好調なドイツを目指すケースが多いということです。

EUには「シェンゲン協定」という条約があり、その協定が適用されるヨーロッパの26ヶ国、プラス協力国2ヶ国の計28ヶ国圏内の移動では、一度入国した後は各国の国境でパスポートを提示する必要がありません。

難民には「最初に到達した国で難民申請」という規定があるため、実際には最初に入国した「シェンゲン圏」であるギリシャなどで難民申請をする必要があります。

しかし、経済が既に破綻状態の「ギリシャ」などで難民申請して定住しても、生活の保証が見込めるわけではないため、豊かなドイツなどを目指すということです。

 

8月の終わりぐらいから、途中の通過国であるハンガリーのブダペスト駅周辺などに難民が集結して、まるで「難民キャンプ」のようになっています。

実は、7月にブダペストに行った時も、地下の日が当たらない場所に2~30人ほどですが、寝転がっている人達があちこちにいました。

ホームレスかなとも思ったのですが、そんな感じでもない。

どうらや難民の一部だったんですね。

あの頃に観光していてよかった…今だったら、とても観光どころではないですね…

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