シンガポールの住宅事情・[HDBについて]その1

シンガポール

シンガポールには、大きく分けて3つの住宅形態があります。

1.HDB(俗に言う団地)
2.コンドミニアム
3.戸建住宅

「HDB」は「Housing & Development Board」の略で、直訳すると「住宅開発庁」ですが、庶民が住んでいる集合住宅(公団住宅)の事を言います。

殆どのシンガポール人はこの「HDB」に住んでいます。

そして、賃貸ではなくて、シンガポール人のなんと90%の人が住宅を所有しています。

殆どの日本人が持ち家を所有していないことを考えると、非常に羨ましいですね…

確かにシンガポールに住んでいる間に、ホームレスの人をほとんど見かけることはありませんでした。

ホームレスのように道路に寝っ転がっている人は、たまに見かけます。

しかし、普通の人でも日陰に寝っ転がったりするし、そんな人でも実際にはHDBに住んでいたりします。

 

ローカルの友人に聞くと、どんなに給料の安い人でも国が住宅を世話してくれるので、HDBを所有していない人は考えられない…と言っていました。

まあ、実際にはHDBの持ち家も100%ではないので、残りの人の中にホームレスはいるのかもしれませんが…

因みに、HDBを購入できないぐらいの低所得の人は、HDBをかなり格安でレンタルできるみたいです。

 

確かに、月に1200~1500シンガポールドル(日本円で10万~12万円)ぐらいしか給料をもらっていない人でも、普通にこのHDBを所有しています。

それでも、結婚していれば共働きをしていると仮定して、給料を単純に倍にすると日本円で20~25万円にはなるので、子供がいたとしてもHDBを購入した上で普通に暮らせます。

シンガポールの物価は国が統制しているのか、フードコートの食事も安く食べられるし、何しろ洋服代がかからない…

普段着なら1年中Tシャツと短パンがあればいいので、衣替えをする必要も流行を追う必要もない…

 

HDBの団地群の中には、駐車場もあり1階には共有スペースや商店・フードコートなどもあります。

フードコート(ホーカーセンターという名前がよく知られています。)の食べ物は非常に安く、150円~200円もあれば食事が出来ます。

シンガポール人は殆どが共働きなので、自宅で食事を作るよりも、家族みんなでホーカーセンターに行ったり、持ち帰りにしてそれを自宅で食べたりすることが多いです。

実際、材料を買って作るよりも、ホーカーセンターで食事するほうが安上がりですからね…

 

でどうして給料の安い人でも普通にHDBを所有できるかというと、シンガポールには「CPF」というシンガポール独特の積立金制度というのがあり、その制度が高い持ち家所有率を可能にしています。

しかも、ほとんどの「HDB」は3ベッドルーム以上あるので、日本の住宅に比べてもかなり条件はいいと思います。

当初はもっと小さい部屋もあったみたいですが、1980年代以降は3ベッドルーム以上の住宅しか作れない法律があるみたいで、HDBに住んでいる人の80%以上は3ベッドルーム以上の部屋に住んでいるそうです。

そして最近のHDBは、高層の住宅が多いです。

シンガポールは国土が狭い、そして地震がない国(実際には、住んでいる期間に軽く揺れたことはあります。)だと言われているので、高層のビルが多いのです。

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