ベネチアにて3@イタリア
ディナーは、ホテルの若いお兄さんが薦めてくれたレストランに決定。
ちょっと早かったが、既にお腹が空いていたので直ぐ行くことにしました。
メニューを見たら、確かにリーズナブルな値段でした。
ディッシュ3品のシェフのおすすめコースというのがあったので、それをオーダー。
ハムやサラミの盛り合わせ、シュリンプのパスタ、ポークリブをチョイスしました。
特にシュリンプのパスタは、オリーブオイルと絡み合って絶品でした。
そんなにグルメでもないので、美味しければ全部絶品なんです。
レストランはまだそんなに混んでいなくて、他に3グループぐらい。
近くのテーブルに、中東からの観光客が家族で食事していました。
イスラム教だと思うので、ポークリブとかを提供しているレストランで大丈夫なのかなと、ポークリブを食べながら勝手に考えていました。
で、女性は例のごとく、レストランの中でもブブカを頭からすっぽりかぶっていました。
どうやって食事をするのだろうと気付かれないように見てたら、食べるときだけ口にかかっている部分だけ上げて食べていました。
日本人にはあまり想像できないけど、やはり窮屈なんだろうか?
そういえば、留学している時に、世界中の色々な国から生徒が来ていた。
当然信仰している宗教も様々。
学校には寮があり食事のサービスもあったのだが、それぞれの宗教で食べてはいけないものがあるので、メインの料理で肉料理の場合は、豚肉・牛肉・チキンと全ての種類がセットしてありました。
ヒンズー教は牛肉、イスラム教は豚肉がダメなので、みんな宗教を気にせず食べられるのはチキンだけ。
たまにちょっとわかりにくい料理があるのだが、例えばキッシュ、中に入ってるのは牛肉なのか豚肉なのかわかりにくい。
一度、インドネシアから来たクラスメートが、間違えて豚肉の入ったキッシュを食べてしまった。
食べてから豚肉と気がついた彼は、もうかわいそうなぐらい顔面蒼白!
彼は大騒ぎしていたが、横には同じイスラム教の友人が
「心配するな!どうってことないよ!」と。
そういえば、スイスで迎えに来てくれた友人はアルバニア系のスイス人で、彼も一応イスラム教だということだが、彼が礼拝するところは見たことないし、ポークだろうがビーフだろうが平気で食べます。
何度も彼に聞いたことがあるが、食べたいものは食べると豪語していました。
本当にイスラム教を信仰してるのかな?
顔面蒼白になっていた同級生は、寮でも規則通り毎日5回は礼拝していました。
まあ、信心深さは人それぞれということで…
でも、この宗教の話題になると自分としては非常に困りました。
というのは、知り合って仲良くなったら最初に必ず聞かれるし、信仰している宗教は特にないと返事をすると、信じられないと必ずびっくりされるのがオチだから。
たまに日本人以外でも無宗教の人はいるが、世界の多くの人が信仰する宗教を基に自分たちの人生や生き方が決まってくるので、無宗教の人がいると本当に驚くのです。
何で信じている宗教がないんだと、真剣に質問されるともっと困りました。
物心ついた時にはこういう人生だったので。
今日は朝から動いてちょっと疲れたので、食事の後はバスタブにお湯をためてリラックス。
このホテルの欠点を一つだけ上げるとすれば、シャワーのお湯の出が弱いということでしたが、もしかしてベネチア全体でそうかもしれないので、気にする程でもないかな…
リラックスバスタイムの後、愛用のMacAirで映画を見ようと思ったら、大事な電源コードをミラノに置いてきた事に気づいた…
残りのバッテリーは46%…結局全部見れませんでした。
こんな時、MacAirの電源は、他のと併用できない特別なコードなので非常に困る。
まあ、忘れた自分が一番悪いのだが…
余計なものを持ってくるくせに、何か大事なものを忘れたりする、人生こんなもんかな?
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