本当にあったモロッコ名物の「やぎのなる木」アルガンツリー
今日は、マラケシュ~アガディール間の移動日。
マラケシュを出発して1時間ほど走った所にあったマーケットの様子です。
人で混み合い、車も多く止まっていました。
動いているバスの中から撮った写真なので、雑な写真になっていますが…
シカアウという街に到着。
小さな街で、レンガ剥き出しの造りかけの家が多く、住んでいる人はまだ少ない気がします。
歩いている人も少ない。
シカアウを出て直ぐの所にある休憩所で、トイレ休憩のため一旦停車。
周りには砂漠が広がり何もありません。
遠くには、放牧のヤギが群れています。
クーラーの効いたお土産やさんもあり、コーヒーショップも併設しています。
モロッコの休憩所には、このように小さな庭や店によっては遊び場を併設しているところが多いです。
奥にはトランポリンもありました。
庭に、店の名前らしきアルファベットの植木があったので、グーグルマップで検索したらありました。
「Mazagan Restaurant & Cafe」というお店で、美味しそうな料理の写真もありました。
暑かったのでアイスクリームを購入。
コーヒーショップを出て207号線を2~30分ほど走っていたら、有名なアルガンツリーに登って葉を食べているヤギに遭遇しました。
モロッコ名物「ヤギのなる木」です。
アルガンの木は、この雨もほとんど降らない暑い砂漠の中でも、枯れる事なく生えています。
過酷な自然の中で生き抜くために、ヤギ達も木に登って葉を食べることを覚えたそうです。
これをネットで見た時、ヤギが本当に登っているの?
無理矢理木の上に持ち上げて、飾っているんじゃないの?
トリックアート?と思っていましたが、本当に登っていました。
そもそも、ヤギは高い所が好きだそうです。
ヤギ達は、一度食べたものを消化し逆流して吐き出す習性もあり、固いアルガンの種は破られ発芽しやすくなります。
また排泄物から出た種も同じく発芽し、更に新たなアルガンツリーが生えてくるという、自然の摂理の上に成り立っています。
アルガンツリーとヤギは、共存共栄の関係なのです。
また、元々は野生のヤギが登っていたのを、観光客が多く訪れるため、どこからかヤギを連れてきて無理やり登らせているケースも多いそうです。
これも、インスタグラムの功罪かもしれません。
そう言えば、自分達が写真を撮っていると、何処からともなく地元の人がやってきて、写真を撮るならお金を払って欲しいと言い回っていました。
ここも、自分のヤギをしつけて登らせているのかもしれません…
ラクダもいますが、ラクダは流石に木には登りません。
周辺には、アルガンツリーの畑が広がっています。
バスの中から、他の「ヤギのなる木」も見えました。
エッサウィラの手前で、もう一度トイレ休憩。
「Arganomade」というアルガンオイルを販売しているお店でした。
敷地内で乾燥した実から中身(仁)を取り出し、それをローストし石臼で挽いてオイルにする工程を行っていました。
ですが、メンバーはアルガンオイルを山のように買い込んでいるため、誰も購入しようとはしません。
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