バチカン美術館の中を見学「エジプト美術館」「クレメンティーノ美術館」
予約したチケットに含まれていたバチカン美術館の案内地図に、日本語を加筆してわかりやすくしてみました。
バチカン美術館内は、年代別やテーマ別に大小20以上の美術館やギャラリーがあります。
コチラが入り口にある案内板です。
コチラを上がって美術館に入ります。
階段を上がる前に、右側のドアから出ると「ピーニャの中庭」があります。
この日の気温は暑かったし、写真をとっても光を遮るものがないので逆光で上手く撮れないかも、という事でピーニャや球体の写真は撮りませんでした。
【グレゴリアーノ・エジプト美術館】
「グレゴリアノ・エトルスコ美術館(エトルリア美術の遺品を収蔵)」と「グレゴリアノ・エジツィオ美術館(エジプトの第21~30王朝時代の作品を収蔵)」に分かれています。
石版やミイラなどが、所狭しと陳列されています。
犬の頭をしたエジプト神話に登場する冥界の神、リコポリスの守護神「アヌビスの像」
遺体に防腐処理を施してミイラを作ったり、死者を冥界へと導く際にアヌビスの仮面を被って作業などを行う役目を担っていました。
ヘレニズム時代の象徴とも言える「ナイル河(イタリア語でニーロ)の擬人像」
【ピオ・クレメンティーノ美術館】
古代彫刻の一大コレクションで,クレメンス14世(在位1769‐74)とピウス6世(在位1775‐99)によって創設された美術館です。
シモネッティ設計の「八角形の中庭(ベルヴェデーレの中庭)」
この「八角形の中庭」を囲むように廊下があり、たくさんの彫刻が展示されています。
コチラは「円形の間」
「円形の間」に置かれているブロンズの「ヘラクレス像」
同じく「円形の間」に置かれている「クラウディウス帝」の像
コチラは「ミューズの間」で、天井にはトンマーゾ・コンカ作のフレスコ画が描かれています。
18世紀の イタリアの彫刻家「アントニオ ・ カノーヴァ」による、メドゥーサの頭を持つ「ペルセウス」の彫像です。
「ミューズの間」に置かれている「ベルヴェデーレのトルソ」
紀元前1世紀に、ネストールの子アポロニオスが制作した大理石彫刻で、ヘラクレスをかたどったものと言われています。
ミケランジェロに大きな影響を与えたと言われている作品です。
「ギリシャ十字の間」に展示されている赤大理石製石棺、4世紀に作られたコンスタンティヌス帝の母「ヘレナの石棺」
コチラは、コンスタンティヌス帝の娘「コンスタンティアの石棺」、同じく赤大理石製です。
「燭台の間」の天井のデザインと天井画が華やかで素晴らしい。
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