上海浦東空港でのバルセロナ行き航空機乗り継ぎは、大幅な遅延・その2

中国

入国審査が終わり、皆の後に続いて付いて行くと、外にバスが何台か止まっていた。

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

係員に聞いたら、「バスに乗ってホテルに行く。その後のことは、自分は何も知らない。」

どうやら、全体の流れを説明できる人は誰もいないみたいである。

それぞれ、自分がやらなければいけない仕事を上に命令され、その仕事だけを実行しているだけである。

だから、バスに乗る時にも、パスポートのチェックもなく、どこに行く飛行機の乗客なのか聞くこともなく、その場所にたどり着いた人だけをバスに乗せるだけなのだ。

もし、間違えて他の飛行機に乗る人が来たらどうするのだろう?

しかし、彼らは「来た人を全てバスに乗せろ。」という命令に従っているだけらしいので、間違いがあったとしても何の責任もないのだろう。

バスはすぐには出発せず、バラバラと集まる乗客を30分ほど待ってから、最終的にバスに乗り込んだ人の数を数えるだけで出発した。

 

10分か20分ぐらいでホテルに着くのかなと思っていたのだが、結局50分ぐらいかかった。

ホテルでも行列ができるのはわかっていたので、さっさと前の方に並んだ。

ホテルでも急な要請を受けたらしく、自分の番が来た時に「部屋が足りないので、他の人と相部屋になるので相棒を探してもらいそれから部屋を案内する。」と言われたが、

「そんなことは自分には関係ないし、他に知っている人は誰もいない。文句があるなら航空会社に言ってくれ。」と強く言ったら、しぶしぶとチェックインを始めていた。

部屋はかなり広く大きなベットが2つあったので、もしかしたら他の人が来るかもと思ったが、結局誰も来なかった。

海外では、自分の意見を強く主張したほうがいいこともある。海外生活をした経験でこれは学んだ。

ホテルには、航空会社の関係者は誰もおらず、ホテルの人も航空会社から電話があって乗客を受け入れただけなので、今後の予定は全くわからないとのことだった。

結局、何の情報も得られないし、あせっても仕方がないので、ゆっくり寝ることにした。

その前に、ホテルのwifiを利用して友人にlineで状況を説明。

なにしろ、バルセロナ戦のチケットは自分が持っているのだ…

 

朝8時頃に、ベットサイドの電話が鳴ったので取ると、「食事の用意ができているので、1階まで降りてきて下さい。」との事。

ホテル自体は割りと豪華だったし、バイキング式の朝食も全て美味しかった。ホテルにはかなり満足。

食事が終わったら、レセプションの人に「バスが来ているので、直ぐに荷物を整理してチェックアウトしてほしい。」と言われた。

急いで準備してチェックアウトしたが、乗客はなかなか集まらず、出発するまで30分以上は待っていた。

バスが空港に着いたが、相変わらず説明する人は誰もおらず、自分もどうすればいいのかよくわからない。

そこで、行きと同様にスペイン人のグループに付いていくことにした。

 

これは成功したらしく、難なくチェックインカウンターに到着し、無事出国審査も終わった。

結局、最初のゲートと同じ場所、時間は違うが機体番号も同じであった。

ゲートに着いたら、暫くして機内へ移動するバスへ案内され乗り込んだ。この時点でお昼の12時。

もし、この時点ですぐ出発すればバルセロナの試合は見れそうなんだが…

と考えたが、そんなに上手くいくはずがない。

 

全員揃って出発の準備が整ったのが午後1時頃、しかしここでまた天候不良ということでそのまま待機の状況に…

しばらくすると、雷が鳴り始め外は大雨になった。

すぐ収まると思ったが、そのまま2時間も機内で待機して、出発したのは午後3時。

この時点で、バルセロナ着は午後10時になるので、試合は完全に諦めることに…

自分に全く責任はないとは言え、友人にも悪いことをした。

 

帰国してから、中国での航空機乗り継ぎの件を検索したのだが、出るわ出るわ色々なトラブルが…

どうやら、中国での航空機の遅延はごく一般的らしい。

しかも、全体の状況を理解している担当者は1人もいないし、誰に聞けばいいかもさっぱりわからない。

全てが行き当たりばったりだし、上手く解決出来るのか誰にも分からないし、問題に関わっている人は全く責任感もない。

これが中国だと言われれば、それはそれで致し方ない。

でも、もう2度と中国での航空機乗り継ぎはしたくない。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。