ウィーンのスーパーマーケットでの出来事
美術館の帰りに、スーパーに寄って水とジュースを買ったのだが、レジでお金を払おうとしたら、いきなり怖い顔をしたおばさんに中国語でまくしたてられた。
最初、何か文句を言われているのだと思ったが、どうやら違うことがわかった。
日本人なので中国語はわからないと英語で答えても、あいかわらず中国語で話しかけてくる。
少し観察していたら、状況を理解した。
缶ビール2本を握りしめていたが、レジの女の子が売ってくれないのだ。
ヨーロッパでは、酒類を購入するときにパスポート等のID提示を求められる。
多分、女の子はIDを求めているのだと思う。
明らかに購入可能年齢は超えているが、規則なのでしかたがないのだろう。
しかし、中国人のおばさんはクレジットカードをしきりに見せている。
多分、「どうしてこのクレジットカードが使えないんだ!?」とでも言っているのだろう。
この時点で、明らかに話が全く噛み合っていないのだと思う。
レジの女の子は、話が全く通じないし埒が明かないので、完全に無視を決め込んでいるみたいだ。
しかし、この中国人のおばさんは、缶ビール2本のために諦めずに興奮しながらずっと女の子に話しかけている。
それも中国語で話しかけているので、絶対に通じないだろう…!
で、助け舟を出そうと「多分パスポートが必要だと思うよ。」と英語で教えたのだが、カードを振り上げてまた中国語でまくしたてられた。
全く英語も通じないので、ほっといてその場を離れることにした。
そう言えば、昨日の早朝ブダペストに行く前に、駅前で酔っぱらいのおじさんに「チャイニーズ」と言われた。
そばには自分しかいなかったので、思わず振り向いて反応したのが悪かったのか、多分その人は自分が中国人だと確信したのだろう。
しつこく「チャイニーズ」と声をかけてくる。
もちろん、親しみを込めた言い方ではなく、バカにしたような言い方で。
日本人だよと返事しようとも思ったが、千鳥足で歩いている酔っぱらいだったし無視して通り過ぎることにした。
やはり、最近は中国人の観光客はドコに行っても多いんだろうな~
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